やまぐちとむらおかのふわふわ世界一周

2016月8月29日〜二人で世界一周☆★

やまぐちのiphoneその後

自らの不注意でi phoneとお別れすることになった翌朝。

 

ringokiwi.hatenablog.com

 

ご丁寧なことに犯人からメールが来た。

「で、朝になったけど、取りに来るの?」

 

うーん。携帯返してほしいけど、やっぱ家まで行くのは怖いなあ…と思い、情に訴えてみた。

山「私、日本から来た旅行者なんやけど、携帯なくてほんまに困ってるねん。返してくれへん?」

 

犯「だから取りに来たらいいやん」

山「けどな、家とか怖いねん。危ないもん。どっか違う店にしいひん?」

犯「いやいや、朝やで?」

 

というこの流れの中で、ふと思ったことがあります。

 

この人、本当は携帯を返したいんじゃ…?

 

なんというか、ここはアメリカ。

拾ったものをわざわざ「無償で返す」という概念自体がこの人にはないのかも。

 

ってお金要求してる時点で明らかに犯罪なんですけどね!!!

 

でも、色んな人がいるアメリカ。

この人この方法しか知らないのかもと思ったのです。

それに、朝9時。

 

この勘を信じて取りに行くことにしました。

 

さすがにもうみんなを振り回せないので、一人で行くつもりだったのですが、むらおかが一緒に来てくれました。

 

ありがとうむらおか。。。

 

「30分後に行くから【家の外で一人で】待ってて」と連絡をし、車を走らせました。

 

家から少し離れたところで車を止め、犯人に連絡。

すると、半裸に寝間着の男が出てきた。

銃は持ってなさそう。

 

万が一何かあったらクラクションを鳴らしまくるようにと言い、ここもむらおかが行ってくれました。

むらおかほんとにありがとう。

 

サイドミラー越しにその様子を見て、涙が出てきました。

 

ん?

んんん?

むらおか、犯人と握手してるやーん。

 

150ドル要求しといていい人もくそもないけど、やっぱり、すごく悪いやつではなかった気がする。

しかもあとで「thank you」ってメールも来た。

 

何はともあれ、むらおかが車に戻ってきて、二人でちょっと泣きました。

 

 

 

 

 

なんかいい話のようになってしまいましたが、海外で携帯を忘れるという失態はもちろん、違法だと分かっていてお金を払ったこと、これは決してあってはいけないことだと思っています。

ただ、警察が相手にしてくれない以上、これ以外の方法も思いつきませんでした。

「結果的に」何もなかったので本当によかったです。

 

 

 

こんな経験までして、もうぜっっったいに忘れ物はしない!!!はずです。

これが最後の忘れ物です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリゾナのモーテルにビーサン忘れてきた……

むらおかにはまだ秘密です。

 

 

やまぐち