ラスベガスのバスでi phone6sを忘れてきた話
「その時」は思ったより早く訪れました。
世界一周、まあ何かひとつは物がなくなるだろうとは思っていましたが、i phoneとお別れすることになりました。
完全な不注意です。
ポケットに携帯を入れてバスに乗っていました。
いつもは、降りる時に座席を確認するのですが、そのときは間違って逆方向のバスに乗ったり、乗り直したバスでも降りるバス停を過ぎてしまったり、少し帰り時間を急いでいたり、色々な事が重なり確認しないで降りてしまいました。
いつのまにかポケットから座席に落ちていたようです。
気づいたのはバスを降りたあとに立ち寄ったスーパー。
何度かむらおかの携帯で鳴らすも反応なし。
海外での紛失はもう出てこないって言うし、諦めようか。。。と思ってた。
でも、少し時間を置いたあとでもう一回かけると、男の人が出た!!!!
けど、もうテンパってて、英語が聞き取れなくて、ホステルの人に助けてもらった。
やったー!!!携帯返ってくる!と思ったら甘かった。
返して欲しかったら150ドル持ってこの住所に来いって。
ええええ。
でも、150ドル。行く行く!
思ったより安いと思ってしまった。
しかし、冷静に考えてここはアメリカ。
見ず知らずの男性の自宅?になんて行けないし、すんなり返してくれる保障もどこにもないのです。
警察に電話した。
911だと思ってたけど、ホステルの人が311って言うからそっちに。
あとで調べると、311って苦情専用電話らしい。
ん??
でも、その時はそんなの知る由もなく。
状況を説明しようとするけどやっぱり相手の英語がわからない、、、というわけでまたホステルの人にお願い。
結局、「指定された住所の近くまで行ったら24時間営業のお店を見つけてそこで日本語が通じるこっちの番号にもう一回かけてくれ」とのこと。
ここで、我々、電話をすれば日本語ができる警官が援護射撃に来てくれてひょっとしたら0円で電話が返ってくると思い込む。
その後、電話するも、なんか話が通じず明日の朝に自分で警察署に行ってくれと言われる始末。
え????話が違う。
やっぱりもう戻ってこないのか。。。携帯。
諦める前に一応、車だしサッと指定された住所通ってみようってなって、行ってみた。
住宅地の一角。
でも、他の家に比べて暗くて小さくてなんだか怪しい。
100メートルほど離れてもう一回日本語が通じる方に電話してみた。
また1から事情の説明。
全米は事件が多すぎてさばききれてないのかななんて思いながら根気よく説明。
現場近くに来てるんですけど−って言った。
そしたら、警察がそこに向かうんで、待っててください。とのこと。
おおおー!もう一回かけてみるもんやな♪
もう半分以上は携帯返ってきた気持ち。
30分後。
来ない。
警察来ない。
また、電話してみた。
「電話したのに来ないんですけど−」って。
だんだん苦情電話に近づいてきた。
そしたら、「ラスベガスでは他にもっと大変な事件に巻き込まれている方がいらっしゃってそちらのほうが優先順位が高くなります。ひょっとしたら数時間かそれ以上かかるかもしれません」って。
ええええええ。
なにそれ。
がっかり。disappointed
もう今日は無理か。
でも、家は怖いから嫌だけど、お店とかならなんとかなるかも、、、と思い、途中で犯人に電話してみる。
家は行けないからどっか他のお店にしてくれない?って。
じゃあ、「明日でもいいけど家じゃなきゃ嫌だ」って。
はあ、どうしよう。無理だ。
と思いながらホステルに帰ってる時、ウインカー出さないで左折しちゃったところをちょうどパトロール中のパトカーに止められた。
おおおおおラッキー!!
これで助かった!!!って思った。
ウインカー問題云々より必死でI'm in troubleを説明。
なんとか伝わって、犯人の住所とか電話番号とか伝えて、警官もしっかり話を聞いてくれて。
これで警官がその家まで行って携帯を取り返してくれる。
もう90%は解決したつもりでした。
しかし。
警官「ボスがだめって言うからその家には行けない」って。
ええええええーーーーーーー
つまりは同じ理由かな。
別にアメリカではどうってこともない事案。
自分でがんばって取りに行くか諦めるかの2択しかないようです。
一応、遺失物届けのようなものは書きました。
けど、望みは薄いです。あきらめます。
携帯を紛失した時にすべきこと。
すぐに出てきません。というか、何からやればいいか分かりません。
私の場合はSIMフリーで現地のプリペイドsimだし、日本の回線は休線にしてきたので高額な海外ローミング代がかかることはないです。
でも、便利になった分、いろんな情報が携帯一つに詰まっています。
正直、何と何がどこまでつながっているのかまったく把握してません。
いろんな連絡先はもちろん、クレジットカード情報、写真データ、音楽データ、フェイスブックとかのアプリ類、ライン、そしてgmailゃアップルID。
i cloudに「i phoneを探す」というメニューがあるのですが、幸い6sはそれが標準装備でした。
なので、パソコンからそれを使って電話のデータを全部消去しました。
他の人からも全く使えない状態です。
それからアップルIDのパスワードを変えました。
電話はもう返ってこないけど、情報の流出は防げそうです。
最後に。
何度もiPhoneに電話をしたり、犯人に交渉したりして私よりも心配してくれたむらおか、車を運転したり警察と英語で話してくれたけんちゃん、ありがとう。
そして、せっかくの旅行を台無しにしてしまってごめんなさい。
ちょっと落ち着いたら新しい携帯を買いますが、荷物の管理は本当に気をつけようと思います。